ブルガリアの文化の日

ロシアのウクライナ侵攻が始まってから世界中でロシアに関係するあらゆる物事が非難されるようになりました。

日本でもロシア料理店や食料品店の看板が壊されるなど嫌がらせを受けたり、ロシア人作曲家の演奏会が中止になったり、ロシア文学の講演会が取りやめになるなど、ロシア憎けりゃ袈裟まで憎い状態に陥っています。

 

しかしロシアの代表的な料理のひとつボルシチはウクライナの伝統料理であるし、チャイコフスキーの音楽に罪は無く、非暴力の体現者であったトルストイなどは今こそ多くを語られるべきです。

 

憎いものは全否定したくなるのは人間の性ですが、悪行を重ねる為政者やそれに繋がっている人々と一般の人々や文化、芸術を一緒くたにすべきではないと思います。

 

文化と言えば5月24日はブルガリアの文化の日で、ブルガリア文字の原型を作った聖人とその文字を祝う祝日でもあります。
現在ブルガリアで使われているキリル文字は9世紀半ば聖キリルと兄の聖メトディウスがスラブ系言語に合う文字として考案したグラゴール文字を弟子の聖クリメントがキリル文字として進化、確立させたものです。
当時東ヨーロッパの大国であった第一次ブルガリア帝国の君主ボリス一世はキリスト教を国教とし、教会での使用にも積極的で、キリル文字は広がって行きました。

 

このように現在ロシアをはじめとした国々で使用され、ロシア文字と呼ばれるようになってしまったキリル文字は、実はブルガリア人が作ったブルガリア文字なのです。

国立図書館とキリル兄弟の銅像
国立図書館とキリル兄弟の銅像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルガリアの首都ソフィアの文教地区にある国立図書館は「キリルとメトディウス」図書館と呼ばれ銅像も建っています。またブルガリアの最高学府・ソフィア大学の正式名称は聖クリメント・オフリドスキー大学と名付けられ、いにしえの聖人達の偉業を思い出させる場所となっています。

 

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