御祝いワイン「ルビン」
ブルガリアのブドウと言えば、古代から東南部のトラキアヴァレーで栽培されていた果実味豊かで芳醇な味わいの「マヴルッド」がブルガリアを代表する固有品種として知られています。
そのマヴルッドに続いて今注目を集めているのが、「ルビン」と言うブドウです。
ルビンはブルガリアの北部、ドナウ平原のプレヴェンにおいて1940年代にシラーとネッビオーロの交配によって造られた品種です。しっかりした果実味、滑らかなタンニンに上品な酸など両品種の長所も感じられ、シルキータッチな口当たりの良さで人気が出始めています。
葡萄の粒は小さく皮は比較的薄く繊細な面もあるルビンは、ハイクオリティなワインを造るのに適した葡萄品種で、マヴルッドと同じく南部トラキアヴァレーを中心に栽培面積を広げています。
ブルガリアではRubinは宝石のルビー(Ruby)の意味をあらわします。その美しいガーネット色のルビンはクリスマスや年末年始の御祝いワインにふさわしいブドウです。
発酵は、土着の天然酵母によって行われます。300lと500lのフレンチオークで熟成します。ミディアムガーネットカラーに果実、コショウ、バラのアロマ、そしてダークチョコレートとジューシーなベリーのニュアンス、滑らかなタンニンが加わり見事なバランスを形成しています。
ローストビーフ、骨付き仔羊の香草ロースト、黒トリュフのパスタ、茸とチーズのリゾットなどと好相性。
ブラックベリーとスパイスのアロマ、ナチュラルな葡萄の甘味、力強さとエレガンス両方を兼ね揃え、シルキーで優雅な余韻を味わえます。
ヒレステーキ、スパイシーな料理等と好相性。