グランドラムワイン

先日のトランプ大統領訪日時、宮中晩さん会で提供されたメイン料理はビーフ好きの大統領の希望で牛ステーキだったそうです。
しかし通常は宗教上の制限を受けない羊肉がメインになることが多く、栃木県にある御料牧場では晩さん会用の羊も育てられています。
 
 
グランドラムワイン
 
 
血圧やコレステロール値、体脂肪を下げるL-カルニチンが多く、鉄分やビタミンB群も豊富で体を温め、疲労回復の効用もある羊肉はなぜか日本ではほとんど食されていません。

 

2016年の統計によると一人あたりの年間食肉消費量が31.4kg。内訳は鶏肉13kg、豚肉12.4kg、牛6kgでほぼすべてをこの3つの食肉で占められています。羊肉は数字に出ない程度しか食べられていないのが現状です。

 

そんな状況を変えようと動き始めたのがオージーラムのプロモーションをやっている団体が立ち上げた「ラムバサダー」。ラム+アンバサダーを掛け合わせて作った造語で、様々な角度からラム肉の魅力を発信する食のプロ集団です。

 

そのラムバサダーでワインスペシャリスト&料理家の沢樹 舞さんやワインと食の専門家9人がラムと合うワインをブラインドテイスティングで審査する「ラムワインコンテスト2019」(主催:東京ワインコンプレックス)の発表が5月17日八芳園で行われ、ブルガリア・カタルジーナエステイトの人気ブランド、メゼックマヴルッドが「グランドラムワイン賞」を獲得しました。

 

メゼック マヴルッド ラムワイン

 

 

「ラムを食べるほとんどの場合、何らかのソースがついていますが、今回は素焼きのラムとのペアリングということで、いつもより『素材』を強く意識したテイスティングになりました。ワインの素直さ、果実の優しい風味、バランスのよい醸造などがフォーカスされ、ラムを迎え討つのではなく、ラムに寄り添うワインが多く選ばれました」と総評を述べる西麻布「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」の内藤和雄ディレットーレ兼ソムリエからトロフィーを授与されました。

 

グランドラムワイン

 

ラグビーワールドカップや東京オリンピックでインバウンド需要が高まると思われるラム。この機会に日常のヘルシーな食肉として定着することを期待しています。

 

ビストロやイタリアンにもすすめたい飲み疲れしないブルガリアワイン

 

メゼック マヴルッド2017

 

キャンティのような濃縮した親しみやすい香りに、すがすがしい青いニュアンスも。細やかなタンニンも心地よく、旨味や酸味のバランスもよい。ピュアな果実味で飲み疲れしにくく、冷やしても美味。特に赤身のラムと相性がよく、グリルしてクミンや花山椒を添えた塩味で。

 

 

ブルガリア固有品種マヴルッド100%  alc-14.5% 6カ月熟成 2900円(税別)

 

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