まだまだ暑い初秋におすすめ白ワイン
9月に入っても蒸し暑さが続いていて赤ワインの気分になれない人も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのがソーヴィニヨン・ブランとピノ・グリのブレンド白。
ソーヴィニヨン・ブランとピノ・グリは、白ワイン用ブドウとして異なる個性を持ちます。ソーヴィニヨン・ブランは比較的高い酸味と柑橘系(レモン、グレープフルーツ)、青リンゴ、ハーブや青草などの香りが特徴で、爽快でシャープな味わいが魅力です。一方、ピノ・グリは穏やかな酸味と洋梨、リンゴ、白い花の香りを持ち、口当たりは滑らかで果実味に富み、時に蜂蜜やナッツのニュアンスも感じられます。
この2品種をアッサンブラージュすると、ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさとピノ・グリのふくよかさが融合し、フレッシュでありながら奥行きのある味わいが生まれます。酸味と果実味のバランスが良く、ミネラル感も加わることで、食中酒として非常に優れた一本になります。
ブルガリアの東南部、ギリシャとトルコの国境付近にあるカタルジーナエステイトのメゼックソーヴィニヨン・ブラン&ピノ・グリは円やかな酸味と凝縮された果実味が秀逸です。
艶やかなグリーンイエロー、柑橘類のフレッシュなアロマ、ハーブのニュアンスに上品な甘味。温度を上げると蜂蜜の香りや心地よいビターな要素が加わります。全体的にボリューム感のある舌触りでバランスのとれたジューシーでエレガントな味わい。
蕗の薹など苦みのある野菜や魚介など旬の食材の天ぷら、ハーブを効かせたローストチキン、塩麹の鶏唐揚げ、カルボナーラ、モッツアレラ、リコッタ、カマンベールなどのチーズとよく合います。冬場には海鮮鍋やチーズフォンデュ―等とのマリアージュもおすすめです。
・タイプ 白/辛口
・品種 ソーヴィニヨン・ブラン 70%、ピノ・グリ 30%
・飲み頃温度 12-15℃
・アルコール度数 13.0%
・残糖 2.1g/l
・酸度 5.01g/l
・PH 3.23